この記事はこんな方におすすめです
・キャンプ用に寝袋(シュラフ)の購入を考えている方
・質のよいおすすめ寝袋(シュラフ)を知りたい方
ガハラです!
この記事では、キャンプ用の寝袋(シュラフ)を販売しているおすすめメーカーを5つ紹介します。
それぞれのメーカーでおすすめのラインナップもいくつか紹介していますので、ぜひ参考にして下さいね。
「シュラフ、いっぱい売られているけれど、どれがいいのだろう」
「おすすめ品やメーカーごとの違いを知りたい」
そんな方は最後までご覧下さい!
ではまずは、寝袋(シュラフ)の選び方についてお話します。
この選ぶポイントによって、あなたにとって最適なメーカーが変わります。
シュラフは決して安い買い物ではないので、じっくり検討していきましょう。
キャンプ用の寝袋(シュラフ)の選び方!ポイントを解説
シュラフの選び方としておさえるポイントは主に以下の4つです。
- シュラフの形
- 中綿の種類
- シュラフを使う季節
- シュラフの大きさと収納性
順に解説します。
シュラフの形
シュラフには見た目の形状から3つに分類されます。
1.封筒型
2.マミー型
3.それ以外(エッグ型、人型等)
封筒型とマミー型が主流ですので、この2種類についてそれぞれの特徴を紹介します。
封筒型シュラフの特徴
出典:Amazon
長方形で布団のように使えるシュラフが封筒型です。
特徴としては、以下の通り。
封筒型シュラフの特徴
・布団のように使えるため、寝返りがうちやすい
・マミー型に比べると保温性は低い
・ファスナーの開閉具合で温度調整が出来る
・安価であるが、かさばりやすく重い
封筒型のシュラフはほとんどのものが化学繊維を使用しており、安価。
そのため、キャンプ初心者や初めての方に人気の形です。
ただ、保温性はマミー型に比べるとイマイチ。
足元など体の末端から冷えがくることもあります。
以上から、封筒型シュラフは夏季にキャンプを考えている方におすすめです。
逆に4月や10月等、寒さを感じる日がある季節には不向き。
オールシーズンを通してキャンプをしたい方は、次で紹介するマミー型を選びましょう。
封筒型シュラフはこんな方におすすめ
・夏季にキャンプをしたい方
・安価なシュラフを探している方
マミー型シュラフの特徴
出典:Amazon
体の形に合った形状で丸みを帯びているのがマミー型のシュラフです。
特徴は以下。
マミー型シュラフの特徴
・内部の隙間が少なくなるので温かい
・封筒型に比べるとシュラフに入ったまま動きにくい
・コンパクトで軽いタイプが多い
・封筒型に比べると高価
マミー型で圧倒的に人気なのは、中綿にダウン素材を使用したモデルです。
中綿については後で解説しますが、化学繊維と比べてはるかに温かいのです。
ですから、マミー型シュラフは季節に関係なく1年を通じて使えるシュラフを探している方におすすめ!
また、軽くて持ち運びに優れたシュラフが多いのもマミー型の特徴。
そのため、ソロキャンパーやツーリングで使用する方に人気の形です。
マミー型シュラフのデメリットとしては、
- 価格が封筒型より高い
- 封筒型に比べてメンテナンス性が劣る
の2つがあげられます。
とはいえ、よいマミー型シュラフは一生もの。
オールシーズンでキャンプをしたい方には非常におすすめですよ。
封筒型シュラフはこんな方におすすめ
・夏季~冬季と1年を通してキャンプをしたい方
・高価でも一生使えるシュラフが欲しい方
中綿の種類
すでに先走って話してしまいましたが、シュラフの中綿には化学繊維とダウンの2種類があります。
それぞれの特徴をザッと述べると、以下の通り。
化学繊維の特徴
・安価だがかさばる&重たい
・水に強い
・管理とメンテナンスが簡単
・保温性が低い
ダウンの特徴
・高価だがコンパクトで軽い
・水に弱い
・管理とメンテナンスはやや面倒
・保温性が高い
個人的にはダウン素材のシュラフがおすすめです。
というのも、夏季であってもキャンプ場によってはとても冷え込むことがあるから。
とくに山頂近くにあるようなキャンプ場は危険です。
標高が100mあがるごとに気温は0.6℃下がると言われているからです。
ちなみに僕は5月のキャンプであまりの寒さに死にかけたことがありました笑
寒いのはどうしようもありませんが、暑いのはシュラフのチャックを少し開けるなどで調整できますからね。
化学繊維とダウン、一長一短ですが万能なのはダウンといえるでしょう。
シュラフを使う季節
シュラフを使う季節、つまりどの季節にキャンプをするかで必要なシュラフがおのずと決まります。
「ハイシーズンの夏季にキャンプをしたい!冬キャンはいいや」という場合でしたら、封筒型の安価なシュラフで事足りるでしょう。
しかし「夏季も冬季も通してキャンプをしたい」ということであれば、話は別です。
冬にも対応できるマミー型のダウンシュラフが必要となることでしょう。
とはいえ、「ん~よくわからん」ってなりますよね。
ですから、シュラフに書かれている最低使用温度をチェックしましょう。
最低使用温度というのは「この温度まではこのシュラフでしのげますよ」という目安のようなもの。
そしてこの最低使用温度、だいたい5℃ぐらいの余裕を持たした方がよいと言われています。
たとえば、とあるキャンプ場の最低気温が0℃であった場合、最低使用温度が-5℃のシュラフを選ぶべき、ということです。
基準としては以下のようにしてシュラフを選ぶとよいでしょう。
・春〜秋のキャンプ:最低使用温度が0~-10℃のシュラフ
・初冬〜真冬のキャンプ:最低使用温度が-10℃~-20℃のシュラフ
シュラフの大きさと収納性
最後のシュラフを選ぶポイントは、大きさと収納性。
車で積み込む場合はあまり気にしなくてよいですが、ツーリングを考えている方は出来るだけ小さくて軽いシュラフを選びましょう。
すでに話しましたが、シュラフの大きさと収納性はほとんど中綿の種類で決まります。
化学繊維であれば、大きく重いシュラフ。
逆に、中綿がダウンであれば小さく軽いシュラフになります。
ちなみに、ダウンシュラフであれば圧縮袋を使用することで、大きさが半分ぐらいに。
やはり予算に余裕があるならダウンシュラフを選びたいところです。
品質の高いシュラフを生産!おすすめメーカー5つ
シュラフの選び方に続き、次はおすすめメーカーを全部で5つ紹介します。
- ISUKA(イスカ)
- Coleman(コールマン)
- Snow Peak(スノーピーク)
- mont-bell(モンベル)
- NANGA(ナンガ)
とくにおすすめなのは、ダウンシュラフを中心に取り扱うイスカ・モンベル・ナンガの3社。
すでにお話した通り、化学繊維とダウンではまるで温かさが違うからです。
とはいえ、どのメーカーも品質の高さはお墨付きですからご安心を。
では順に紹介します。
ISUKA(イスカ)
まず紹介するのは、寝袋・シュラフの専門メーカーであるイスカです。
イスカはシュラフに特化したメーカーなだけあって、品質は抜群に良いです。
シュラフをすべて手縫いで作っているというのですから驚きですよね。
とくに、イスカのダウンシュラフは価格はそこそこするものの、とにかく温かい!
冷えを感じやすい足元までしっかり中綿が入っているため、快適なキャンプライフを過ごすことが出来ますよ。
一生もののシュラフが欲しい方や確かなダウンシュラフを求めている方におすすめのメーカーと言えます。
ISUKA(イスカ)のシュラフおすすめラインナップ
エア500SL
●形:マミー型
●中綿:ダウン
●収納サイズ:16×32cm
●使用サイズ:78×208cm
●重量:0.89kg
●最低使用温度:-6℃
●おすすめ使用季節:春〜秋
イスカのダウンシュラフの中で最も使える季節範囲が広い万能シュラフです。
冬の低山にも使える汎用性の高さから、キャンプ初心者にもおすすめですよ。
エア450X
●形:マミー型
●中綿:ダウン
●収納サイズ:16×35cm
●使用サイズ:78×207cm
●重量:0.84kg
●最低使用温度:-6℃
●おすすめ使用季節:春〜秋
エア500SLよりもさらに温かいダウンシュラフです。
それでいて重量が軽いため、ツーリングやソロキャンパーに人気の商品。
温かさと軽量さを重視したい方におすすめです。
アルファライト700X
●形:マミー型
●中綿:化学繊維
●収納サイズ:19×35xcm
●使用サイズ:81×203cm
●重量:1.36kg
●最低使用温度:-6℃
●おすすめ使用季節:春〜秋
化学繊維を使ったシュラフながら、なるべくコンパクトかつ軽量に仕上がった機能性の高いシュラフです。
「ダウンシュラフを買うほどの予算はない。でもなるべく質が良く使いやすいシュラフを」
そんな方向けの商品です。
Coleman(コールマン)
2つ目に紹介するメーカーは、コールマンです。「名前だけなら聞いたことがある」という方も多いのではないでしょうか。
コールマンから出ているシュラフは、封筒型+中綿が化学繊維の商品が主流となっています。
化学繊維は温かさと収納性においてはダウンシュラフに劣る。しかし、その分価格に優れるというのはすでにお話しましたね。
その中でも、とくにコールマンはシュラフの価格が安い!
それでいて作りはしっかりしていますから、キャンプ初心者の方やこれから手軽に始めたい方におすすめのメーカーです。
Coleman(コールマン)のシュラフおすすめラインナップ
コルネットストレッチⅡ
●形:マミー型
●中綿:化学繊維
●収納サイズ:20×34cm
●使用サイズ:78×208cm
●重量:1.3kg
●最低使用温度:0℃
●おすすめ使用季節:春〜初秋
中綿に化学繊維を採用し、価格を抑えながらも使い勝手のよいシュラフです。
標高がそれほど高くないキャンプ場であればこのシュラフで十分!
主にキャンプのハイシーズンである春〜夏に使いたい方におすすめの商品です。
フリースフットEZキャリースリーピングバッグ
●形:封筒型
●中綿:化学繊維
●収納サイズ:32×42cm
●使用サイズ:84×190cm
●重量:2.6kg
●最低使用温度:0℃
●おすすめ使用季節:春〜初秋
シュラフの中に入っても動きやすい封筒型です。
布団で寝ているかのような感覚で、快適な睡眠を得られますよ。
夏にキャンプを考えている方におすすめです。
マルチレイヤースリーピングバッグ
●形:封筒型
●中綿:化学繊維
●収納サイズ:38×52cm
●使用サイズ:90×200cm
●重量:4.9kg
●最低使用温度:-11℃
●おすすめ使用季節:春〜初冬
3枚重ねの構造で幅広い季節に対応できる封筒型シュラフです。
安価ではありますが、大きさと重量にはご注意を。
春から少し冷え込んでくる秋・初冬ぐらいまでを目安に使用したい方向けです。
Snow Peak(スノーピーク)
3つ目に紹介するメーカーは、スノーピークです。
スノーピーク = 価格が高いハイブランドという印象が強い方もいらっしゃることでしょう。
しかし、シュラフに関しては~1万円代と比較的安価な設定です。
スノーピークが出すシュラフの特徴としては、とにかく寝心地が重視されていることがあります。
商品の1つであるオフトンシリーズは、まるで自宅の布団であるかのような快適性です。
中綿が化学繊維のため、持ち運びや収納性には優れませんが「普通のシュラフでは寝れない」という方におすすめですよ。
Snow Peak(スノーピーク)のシュラフおすすめラインナップ
エントリーパックSS
●形:封筒型
●中綿:化学繊維
●収納サイズ:38×49cm
●使用サイズ:78×196cm
●重量:1.7kg
●最低使用温度:-5℃
●おすすめ使用季節:春〜初秋
2点セットで1万円代と安価に買えるシュラフです。
ダウンシュラフを買うだけの予算が取れない方におすすめですよ。
化学繊維にしては収納がコンパクトで持ち運びやすいのもポイントです。
セパレートシュラフオフトンワイド
●形:封筒型
●中綿:化学繊維
●収納サイズ:26×42cm
●使用サイズ:80×210cm
●重量:2.1kg
●最低使用温度:-5℃
●おすすめ使用季節:春〜初秋
本物の布団のように使えるシュラフです。
寝心地を重視したい方におすすめでして、まるで自宅の布団で寝ているかのような心地よさがあります。
重量がやや重いのがネック。しかし、掛け布団・敷布団と2つに分けることが出来る点は評価出来ますね。
そのため温度調節が容易で、使い勝手の良いシュラフと言えます。
mont-bell(モンベル)
4つ目に紹介するメーカーは、モンベル。
シュラフだけでなく、テントや山岳アイテムなど数多くの製品を販売する国内メーカーです。
さて、モンベルのシュラフが最も優れるのは、伸縮性です。
主流製品のダウンハガーシリーズは伸縮率がなんと135%!
シュラフの中で動くのはもちろん、寝返りをうつのも楽々。
さらには、シュラフに入ったままあぐらをかくことだって出来てしまいます。
また、商品は最低使用温度ごとに細かくラインナップが充実。
ですから、キャンプにはちょっと寒い春や秋、初冬などに使いたい方におすすめですよ。
mont-bell(モンベル)のシュラフおすすめラインナップ
ダウンハガー650 #3
●形:マミー型
●中綿:ダウン
●収納サイズ:16×32cm
●使用サイズ50×175cm
●重量:0.815kg
●最低使用温度:0℃
●おすすめ使用季節:春〜初秋
コンパクトさと温かさを兼ね備えたモンベルのダウンシュラフの汎用モデルです。
前述したようにストレッチが効くため、身長190cmまでの方は快適に使用できますよ。
冬以外のシーズンであればずっと使える万能型のダウンシュラフと言えます。
ダウンハガー650 #1
●形:マミー型
●中綿:ダウン
●収納サイズ:19×38cm
●使用サイズ:(身長〜183cmまで対応)
●重量:1.273kg
●最低使用温度:-10℃
●おすすめ使用季節:春〜初冬
やや冷え込んだ季節までシュラフを使いたい方はこちらのモデル。
最低使用温度-10℃まで使えるタイプのシュラフです。(ちなみにモンベルは#1という具合に数字が付いており、その数字が小さいほど温かいです)
ただし、夏場のキャンプで暑いこともあるでしょうから、ジッパーを少し空けるなどして温度調節をしましょう。
NANGA(ナンガ)
最後に紹介するメーカーは、ナンガ。
国産メーカー+ダウンシュラフですので価格はけっこう高めですが、間違いなく価格に見合った価値があります。
その価値の1つが、ナンガの永久保証。
ナンガのシュラフであれば、期間は無期限。さらに、何回でも無料で修理をしてくれます。(修理の内容によっては有償の場合もあり)
ちなみに、寝袋・シュラフメーカーの中で永久保証をしているのは、僕が知る限りナンガだけです。
他メーカーに比べると割高なナンガですが、修理代がかからないことを考えればお得ですね。
イスカのシュラフと同じく、一生使えるシュラフを求めている方におすすめのメーカーです。
NANGA(ナンガ)のシュラフおすすめラインナップ
ダウンバッグ350STD
●形:マミー型
●中綿:ダウン
●収納サイズ:15×25cm
●使用サイズ:80×210cm
●重量:790g
●最低使用温度:0℃
●おすすめ使用季節:春〜初秋
今回紹介するメーカーでは最も収納力に優れるナンガのシュラフ。
その中でも汎用性が高く、使える季節が長いのがこのダウンバッグ350STDです。
初秋までは十分に使える温かさに加えて、重量はわずかに790g。
ツーリングでのキャンプや荷物をなるべくコンパクトにしたい方におすすめです。
UDD BAG 380DX
●形:マミー型
●中綿:ダウン
●収納サイズ:13×25cm
●使用サイズ:80×203cm
●重量:680g
●最低使用温度:-2℃
●おすすめ使用季節:春〜初秋
価格はするものの、今回紹介するシュラフの中で最もコンパクトかつ軽いモデルです。
それでいてやや寒さを感じる秋の初めまでは使えますから、大変便利なシュラフですね。
まとめ:買うならやっぱりダウンシュラフ!
数多くあるアウトドアメーカーの中から、とくに質が良いシュラフを生産しているところを5つ紹介してきました。
個人的には、せっかく買うのでしたらやはりダウンシュラフがおすすめです。(価格はそこそこしますが・・・)
なんども言うように、明らかに温かさが違うんですよね、ダウンと化学繊維のシュラフでは。
キャンプ場は夏以外の春や秋は意外に寒いことが多いです、とくに夜。
寒さに耐えるだけですと、キャンプに来たものの帰りたいの一心になってしまいます。
そんな残念キャンプにならないよう、ぜひダウンシュラフを選んで下さい!
ちなみに、今回紹介したメーカーですとイスカ・モンベル・ナンガの3社がダウンシュラフを中止に販売していますよ。
合わせて買いたい!シュラフの便利グッズ
シュラフカバー
結露やその他の水滴からシュラフを守るのがシュラフカバーの役目。
ダウンは素材の性質上、水滴にめっぽう弱いです。
高級なシュラフを選ばれた方は、ダウンがダメにならないように合わせて買うのがおすすめです。
コンプレッションバッグ
いわゆる圧縮袋です。
シュラフを圧縮することで最大半分のサイズまで小さくすることが可能です。
持ち運びに苦労される方は購入を検討してみて下さい。
以上「寝袋・シュラフのおすすめメーカー5社!キャンプに持って行くならこのシュラフ」でした!