この記事はこんな方におすすめです
・未経験からWebデザイナーになるのは難しいのかなと不安に思っている方
・未経験からWebデザイナーになるステップやポイントを知りたい方
フリーランスでWeb制作を行なっているスガワラです!
この記事では「未経験からWebデザイナーになりたい」「未経験だけどWeb制作会社で働きたい」という方に向けて以下の内容を解説します。
- なぜ未経験からWebデザイナーになるのが難しいのか
- 未経験からWebデザイナーになるポイント
結論から入ると、未経験からWebデザイナーになるのは不可能ではない。ですが、かなりの困難が予想されます。
筆者も一度転職をし、Webデザイナーとしての実務を経てからフリーランスになりました。転職活動の際は書類選考から落ちるのはもはや当たり前。通算20社以上をうけ、ようやく内定にこぎつけました。
私自身が実感したのは未経験からWebデザイナーになるのは決して不可能ではないということです。ただ、未経験者にとっては知り得ないWeb業界の背景やトラップがあります。
そして、知らず知らずのうちにそういった業界のトラップにハマってしまうことが多いのです。Web業界のトラップを回避するために、まずはなぜ未経験からWebデザイナーになることが難しいのか。その理由を解説します。
未経験からWebデザイナーに就職が厳しい・無理ゲーな理由3つ
なぜ未経験からWebデザイナーになるのは難しい・無理ゲーといわれているのか。実際にWeb業界で働く私の考えとしては、以下が3つが大きな理由だと感じています。
- 「未経験 = 使えない」というレッテルが貼られているから
- Web制作会社の資源(お金)が少ないから
- 過去の未経験Webデザイナーの素行がわるかったから
「未経験 = 使えない」というレッテルが貼られているから
Web制作会社は従業員が数十人と少数精鋭となっているところが多いです。転職サイトで検索するとよくわかるでしょう。
そういった会社において新規採用する人に求めるのは即戦力!ですので、制作会社の採用担当者は社長や上司から「今すぐ実践投入できる人を採用してきて」と言われるわけです。
当然ながら、未経験の方がパフォーマンスを発揮できるようになるまで時間を要します。結果、採用担当者によっては“未経験”という言葉を見ただけで拒絶されたり、使えないというレッテルを貼ってしまうのです。
「未経験を脱出するために実務を経験したいのに、門前払いじゃどうしようもない・無理ゲーだ」という声も聞こえてきそうですね。しかし、未経験だから就職できないというわけではありません。未経験なりの就職活動を有利にするポイントがありますので、後ほど紹介します。
Web制作会社の資源(お金)が少ないから
Web制作会社は資本金が数百万円というところも多くあり、資金繰りが苦しいのが実態です。
資金繰りが苦しい中で新しい人を雇うのですから「すぐに辞めてもまた新しい人を見つけてくればいいか」といった投げ槍な採用はできません。
Web制作会社はそもそもの採用枠が少ない上に、一人一人をしっかり精査されるため、シンプルに就職することがむずかしいのです。
実は大企業に就職するより小規模な会社の方が採用のハードルがあがり、就職難易度は高くなる傾向にあるのです。
前述したとおりWeb制作会社は少数で経営しているところが多いため、“Web制作会社 = 就職難易度高”となってしまうわけです。
過去の未経験Webデザイナーの素行がわるかったから
SNSをみていると
みたいな投稿をみかけたことがありませんか?そのような未経験者の素行が未経験の方全体の印象を下げてしまっています。
「そんなのどうしようもない!自分はなにもわるいことはしていない」というのはごもっともです。ですが、未経験者が採用されにくい背景の一つの理由として知っておくとよいでしょう。
面接等では「自分はちゃんとしています。すぐ辞めたりしません!」とアピールするとよいですよ。
未経験からWebデザイナーになる!無理ゲーを攻略するポイント4つ
「やっぱり未経験からWebデザイナーになるなんて無理なんじゃないか」と不安に思っている方もいるでしょう。ですが、未経験から就職するという無理ゲーを攻略するポイントはあります。私自身、未経験からWebデザイナーに転職しているので無理ゲーではないのです。
どのようにして未経験からWebデザインーになるのか。ポイントは以下4つです。
- 転職エージェントを有効活用する
- ポテンシャル採用を積極的に行なっている会社に応募する
- クラウドソーシングやアルバイトで実務経験をつむ
- ポートフォリオ・職務経歴書を作り込む
転職エージェントを有効活用する
まず1つ目のポイントは、転職エージェントを活用して情報収集や就職活動を有利に進めることです。就職・転職市場の第一線で仕事をしているエージェントと接することで、フレッシュで最新の情報が手に入ります。
転職エージェントを使うことで、例えば以下のようなことが聞けます。
- 求人数の数と直近の増減傾向
- 未経験から就職するための戦略やコツ
- ポテンシャル採用を率先して行っている企業の紹介
ちなみに、私もエージェントサービスを利用しました。面接直前では対策の模擬面接をしてくれたりと「そんなことまでフォローしてくれるのか!」と非常に満足度が高かったです。
私が利用したのはリクルートエージェント。他にもエージェントサービスはたくさんあるので、自分に合っているものやWebデザイナーの就職に強いサービスを利用してください。
ポテンシャル採用を積極的に行なっている会社に応募する
2つ目のポイントは、ポテンシャル採用、つまり未経験者の採用を行っている会社に応募することです。前述したとおり、WEB制作会社はお金も人も足りておらず、即戦力を求められます。しかし、会社によっては「スキルよりも人柄を重視したい」というところも存在します。
問題はどうやってポテンシャル採用を行っている会社を見つけるか。先ほど紹介したエージェントサービスを利用する他、求人情報をみることである程度読み取ることができます。
例えば、求人情報に以下の要素が含まれる場合、未経験者の採用を行っている可能性が高いです。
- 条件として実務経験歴が1〜3年
- 人柄を重視するような文言が記載されている(熱意ある人歓迎、やる気ある人求む等)
- 必須スキルの項目数よりも歓迎スキルの項目数の方が多い
私の経験としては、条件に「実務経験1年以上」などと書かれていても、書類選考までは難なく通過できます。WEB制作会社はどこも人手が足りないので「採用したい。あわよくば即戦力で」ぐらいの気持ちだからです。
気になる会社があれば「実務歴3年以上か〜」と落胆せずに、まずはアプローチしてみましょう。
クラウドソーシングやアルバイトで実務経験をつむ
3つ目は「未経験がなかなか採用されないのなら経験をつんで未経験を脱出しよう!」というものです。ハードルは少し高いですが“未経験”というレッテルは剥がれますので、就職活動時はかなり有利に進めることができます。
よくあるケースとしてはクラウドソーシングやアルバイトとして実務に携わる方法があります。その他、個人的におすすめなのは家族や友人にお願いしてホームページを作ることです。身内価格で提供すれば1つ2つは実績が作れますし、なによりトラブルになりづらいのが最大のメリット。
クラウドソーシングは登録自体は無料ですし、ひとまず登録はしておいて毎日どんなお仕事があるかチェックしておくといいですよ。数あるクラウドソーシングサイトの中でもランサーズ、クラウドワークスの2つはWEB関係のお仕事が多い印象です。
ポートフォリオ・職務経歴書を作り込む
最後のポイントは、ポートフォリオや職務経歴書のクオリティを高めておくことです。具体的には、以下のような点に配慮しましょう。
- ポートフォリオ:掲載数よりも質を重視。見た人が「おっ」となるようにする
- 職務経歴書:前職で活躍したことがわかる材料がある、未経験ながら熱意が伝わってくる内容である
実務未経験であるという点は現時点ではどうしようもありません。ですので「未経験だけど長い目でみたら役立ちますよ・活躍できますよ」というポイントを作っておき、アピールしていきましょう。
ポートフォリオは中途半端な作品がたくさんあるよりも、作り込まれたものが1点ある方が採用されやすいです。職務経歴書は単に職歴を書くだけではなく、前職でやり遂げたことや貢献したことも書き「私は優秀ですよ」とアピールしましょう。
未経験者がどのようなポートフォリオを作ればよいかについては過去の記事で詳しく紹介しています。興味あればあわせて見てくださいね。
まとめ:未経験でもポイントを押さえればWEBデザイナーになれる!
実際に私が実現したように、未経験からWEBデザイナーになるのは決して無理ゲーではありません。簡単ではありませんが、ポイントを押さえることで内定する可能性をグッと高めることができます。
実務未経験というマイナス要素を超える何かがあなたにあれば、その場で内定!ということもあり得るのです。希望の就職先へ入れるようポートフォリオ制作や職務経歴書の作成等、準備はしっかりとしておきましょう。
以上「未経験からWebデザイナーは無理ゲー?就職が厳しい理由とは【攻略法あり】」でした!