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「誰に向かって口聞いてんだ」が口癖のパワハラ上司対策法は?経験者が語るかしこい付き合い方

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この記事はこんな方におすすめです

・現在進行形でパワハラを受けており、悩んでいる方

・パワハラ上司との付き合い方や対策について知りたい方

過去に「誰に向かって口聞いてんだ」が口癖という最悪な上司にあたってしまったスガハラです。

この記事では、パワハラを受けて悩んでいる方向けにパワハラ上司との付き合い方や対策についてお話していきます。

 

僕自身、過去に1年ほどパワハラを受け続けた身です。

周りには平気ぶった顔をしていましたが、かなりしんどかった記憶があります。

・日曜だけでなく毎日会社に行くのが憂鬱でたまらない

・何をしていても気分が晴れない

・過度に気を張っていることによる肩こり

・ストレスによる腰痛や体の痛み

パワハラ上司の下について仕事をしていた期間はおおよそ1年。

その間にこれまで経験したことのないような精神・身体の異常が表れました。

 

一見「パワハラ関係なくない?」と思うような点もあります。

ですがその上司の下を離れてからすっかり改善したので、やっぱりパワハラによるストレスが原因だったんだな、と。

僕と同じように苦しんでいる方が1人でも救われたら、そんな気持ちでこの記事を書きました。最後までぜひご覧下さい。

 

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はじめに:パワハラがつらいなら辞めろはあまりに無責任

本題とは直接関係ありませんが、どうしても言っておきたいことがあるのでここでまとめます。

こういったパワハラ対策・付き合い方論を説くと、必ず以下のような指摘を受けます。

「そんなにつらいなら仕事辞めればいいじゃん」

「上司に直接やめてって言えばいいじゃん」

 

はい、こういったことを言う輩はまじで何も分かっていない!

それが出来れば苦労しねぇんだよ!と言ってやりたいところです。

 

まず、辞めればいいという正論にみえて無責任な主張について。

進行形でパワハラを受けている人が冷静に「今月末で仕事辞めます」なんていえるでしょうか?

 

少なくとも僕は無理でした。なぜなら

  • 「辞めるといったらもっとひどい扱いを受けるかも」
  • 「こんな上司に辞めるなんてとてもじゃないけど言えない」

そんな思考がよぎるからです。

 

というか「嫌な上司がいるので辞めます」と素直に言える人は、おそらくパワハラを受けることはありません。

パワハラ上司はそんな気の強い人をターゲットにしないからです。

 

そしてもう1つ、上司に直接言えばいい。これも同等の理由で不可能です。(でした)

そもそもパワハラを行っている張本人は、それがパワハラだとは100%思っていません。本当に1ミリも。

たとえ直接「そういう言動やめてください」と言えたとしても、「ん?なにが?教育の一環だろ?」とスルーされるのがオチです。

 

まぁ結局何が言いたいかというと、パワハラを受けたことがない・事情をわかっていない人が「言ってやった!」みたいな感じで口出しするなってことです。

パワハラを受ける苦しみは当事者にしかわかりません。

 

事例から学ぶパワハラ上司との付き合い方と対策

前置きが長くなりましたが、本題の「誰に向かって口聞いてんだ」というような言葉が口癖の最悪パワハラ上司との付き合い方・対策についてお話していきます。

付き合い方や対策は、実際に僕が受けたパワハラ事例を元に述べていきます。

 

僕が1年の間に学んだパワハラ上司をいなす完全保存版マニュアル。ぜひ最後までご覧ください。

 

「誰に向かって口聞いてんだ」など言い方が全部きつい

パワハラ上司は基本的に自覚なしに部下を攻撃します。

その代表例が物の言い方が全部きついということ。

 

たとえば、資料訂正でどうしても上司のチェックが必要だったので見てもらっていたとき。

どーでもいいような所を10箇所ぐらい指摘してくるわけなんですよぉ。(クールポコ風)

「ここは重要なところじゃないから、赤字じゃなくていい。黒字にしろ」とかね。

 

あとまじで「は?」って思ったのは「なんで伝わらないかなぁ。100言ったら10ぐらいは理解してや」という発言。

いやいや、あなたの指摘がアバウト過ぎるからわからないんだよ!と。

 

パワハラ上司はなにがなんでもマウントを取りたがるようで、その気持ちが過剰に強い言い方になってしまうようです。

 

言い方がきついパワハラ上司の対策

元も子もない対策ですみませんが、言い方のきつさには慣れるしかありません。

パワハラ上司の言い方のきつさはここ数日で培ったものではなく、数年~数十年とずっと続いているものです。

もはや言い方のきつさは性格のうちの1つ。それが今さら治るわけがありません。

言ってしまえば完治しない病気のようなものです。

 

さて、慣れるといってもちょっとしたコツがありまして。それは強く言われたときに弱らないことです。

「あの、えっと、その・・・これには理由が」とおどおどしてしまうと、それこそパワハラ上司の思うツボ。

さらなる反撃を食らってしまいます。

 

ですから「お前これ、どうなってんだよ!」と言われても「この件は今このようになっていまして、○日には完成予定です」という具合に、冷静に対応しましょう。

とはいえ、これが出来るようになるにはある程度の経験とそこそこの勇気が必要です。なので”慣れるしかない”としました。

 

意味の分からない指摘にもクールに対応することで、それ以上の追撃を許さない。これがパワハラ上司の対策1です。

 

ちょっとした事で揚げ足を取って過剰攻撃してくるパワハラ上司

パワハラ上司には、プライドが高い人が多いです。

そのため、自身のプライドがちょっとでも傷つけられたと感じられると執拗に他者を攻撃します。

 

僕の事例をご紹介します。

 

スガワラ
資料出来たのでみてください
ここはこうした方がいいんじゃないの?
パワハラ上司
スガワラ
その方がいいですね、修正します
いやいや、お前に言われるまでもなくいいに決まってるって。
ほんと言葉の遣い方がなってないな、お前は
パワハラ上司

 

どうやら僕が「いいですね」と言った事が気に入らなかったご様子で。

プライドが高すぎるパワハラ上司にとっては、僕の発言が上から目線に聞こえていたようです。

じゃあどう返事しろと・・・

 

「さようでございますか~ええ、ええ。いやーさすがですねぇ、○○さんには1000年あっても及ばないですぅ恐縮ですぅ」

これで満足か?と・・・

 

揚げ足を取ってくるパワハラ上司の対策

普通に話しているだけのつもりなのに、なぜか上司が怒る。

そして「誰に向かって口を聞いているんだ」みたいなことを言われ続ける。これには非常に参りました。

 

僕が考え出した対策法は上司を天皇だと思って話す。つまり、不自然なほどにていねいな言葉遣いをするということです。

 

具体例としては

  • 資料をみてもらいたいのですがいいですか?
    資料を見て頂きたいのですがよろしいですか?
  • 今空いていますか?
    今お時間よろしいでしょうか?
  • この前言っていたように
    以前おっしゃっていたように

 

天皇だと思っては言いすぎでしょうが、社外で会う初めての方に向けた口調ぐらいで話すのがおすすめです。

ていねいな言葉遣いをされて嫌な人はいませんよね。

 

話す言葉に最新の注意を払うことで余計なツッコミを回避することが可能です。

それに加えて、さりげなく上司をほめるも有効です。(やり過ぎは逆効果)

しかしながら、ほめ下手な僕は無理でした!

 

お客さんの前でいびってくるパワハラ上司

最後は僕が一番嫌だった事例です。

それは営業先、つまりお客さんの前でけなすような発言をしてくるということ。

 

なかには「パワハラか、それ?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、された張本人は不快感MAX。そして上司である以上、理不尽なフリとわかっていながら回避できない状況。

どう考えてもパワハラです、本当にありがとうございました!

 

ちょっとわかりにくいので、こちらも実際に合ったやり取りの例を紹介します。

 

スガワラ
以前にメールで送らせて頂いた内容ですが(お客さんと話している)
ちょっと待て、そのメール見てないぞ
パワハラ上司
スガワラ
え?
送る前に言えや
パワハラ上司
スガワラ
・・・すみません

※お客さんの前です

※メールの内容はチェック済みの資料の添付だけで、どうでもいい内容です

じゃあ客に送るメールは全部あなたに見せろってか?

 

しかも、このようなやり取りがけっこうな頻度でありました。

僕自身も感覚がマヒしてきていたので「社内ではどれだけ言ってもいいから、せめてお客さんの前でそれはやめて」みたいな気持ちに。

今思うと、社内でも普通にやめて欲しいです。

 

お客さんの前でいびってくるパワハラ上司の対策

本当はパワハラ上司と仲良くなるのが手っ取り早いのですが、僕には無理でした。(二度目)

結果論ではありますが、お客さんと仲良くなることで客前でいびられるようなことはなくなりました。

 

お客さんと仲良くなる→他愛もない話や盛り上がることが多くなる→上司がいびるチャンスが減る

この事例は“言い方がきつい”の延長線上ですが、きつい言い方で発言できないような環境構築が重要です。(本当はお客さんの前というだけで言えないはずですが)

 

楽しそうに話している場で「お前それどういうことだよ」といった発言をしてくる人は、まぁいませんからね。

当然、パワハラ上司の中にはまったく空気を読まない奇行種もいます。そういった人にはこの対策法は効果がないかも、です。

 

  • お客さんに説明している途中なのにやたらとツッコミを入れてくる
  • むやみに茶々を入れてくる

そんな人を上司に持ってしまった人はぜひ試してみて下さい。

 

まとめ:自分なりのパワハラ上司との付き合い方・対策を見出そう

以上が僕の経験談とそれを元にしたパワハラ対策です。

「それってパワハラなの?」

「自分の方がもっとキツいパワハラを受けている」

そんな意見もあることでしょう。

 

しかし、そんなことを言ったところで状況は変わりません。(厳しい言い方ですが)

それにパワハラといっても、人によって状況や具合はかなり違います。

 

事例をご覧になった方はお察しでしょうが、僕の場合は「パワハラなのか?教育なのか?」を決めかねるグレーゾーン案件が多数でした。

まぁ結果的にそのグレーゾーンが誰かに相談する弊害になり、苦しんだわけですが。

 

結局何が言いたいのかというと、自分なりに上司との付き合い方・接し方を模索するしかないということです。(もちろん誰かに相談出来た方がよりよいです)

 

すぐにパワハラ = 辞める、転職と考えるのはあまりに早計。

まずは今出来ることから考えましょう。職を変えたところで、十中八九いやな上司は転職先にもいるものです。

それでも「もう限界だ!明日にでも辞めてやりたい」という方だけ転職や退職を考えてみてはどうでしょうか。

 

また気軽に相談できる人がいない方は、この記事にコメント・もしくは僕に直接メールをもらえれば相談に乗ります!ぜひ活用下さい。

以上「「誰に向かって口聞いてんだ」が口癖のパワハラ上司対策法は?経験者が語るかしこい付き合い方」でした!

 

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