働くこと

退職代行を使うのはクズ?実際に利用した筆者が考える3つのこと

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この記事はこんな方におすすめです

・退職代行をつかうのはクズなのかと不安な方

・退職代行はクズがつかうものという風潮を気にしている方

過去に退職代行をつかった経験があるスガハラです!

「退職代行をつかって辞めたいけど、腰抜け(クズ)だと思われそう」

「仕事を辞めるのに退職代行を検討しているけど、周りの目が気になる」

そんな気持ちの人がこの記事を読んでいるのではないでしょうか?

最近になって利用者が増え続けている退職代行ですが、いざ自分が使おうとなるとやっぱり後ろめたい気持ちがありますよね。

 

ですが安心してください、筆者の私自身も退職代行をつかって退職した経験があります。そして、退職代行をつかうのはクズではありません。

一部の人がかってに「退職代行 = クズがつかうもの」というレッテルを貼っているだけです。

 

さて、この記事では

  • 退職代行がクズではないという筆者の考え
  • 退職代行をクズだと思っている人の意見

の2つを主にお話します。「退職代行で辞めようかな。でもクズがつかうものだよな」とお悩みの方はぜひ最後までご覧ください!

 

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結論:退職代行をつかうのはクズでもなんでもない

ワンコ
「退職代行 = 逃げ」って思われそう。そもそも利用すること自体クズなのかな?
僕はそうは思わないよ!人それぞれの環境や事情があるからね
スガワラ

私の考えとしては退職代行をつかうのはクズでもなんでもなく、事情によってはむしろ使うべきだと考えています。

 

その事情とは、例えば以下です。

  • ずっと退職を申し出ているが会社が受理してくれない
  • ブラック企業に就職してしまって体とメンタルがボロボロ
  • なんらかの事情で退職を自分から切り出せない(パワハラ等)

当時、私がいたのもいわゆるブラック企業でして、精神状態はボロボロ。鬱の傾向もでていましたので退職代行に頼らざるを得ませんでした。

 

もちろん、自分からしっかり上司に伝えて退職したほうがよいのはわかります。

しかし、ちゃんと円満退社で会社を去れる人ばかりではありません。

 

私の場合、自分から退職を申し出たとしても引き止められ、さらに鬱が進行していたでしょう。

「もしあのとき退職代行を使わず、まだ会社にいたら」そう考えるとゾッとします。

 

「退職代行なんてクズがつかうものだ」
「退職代行は逃げだ」

そんなことを言う人もいますが、聞くに値しません。退職代行を考えている人の気持ちや環境・事情はその人にしかわからないからです。

 

「退職代行をつかうのはクズだ、逃げだ」なんて勝手に言わせておけばよいのです。

 

「退職代行 = クズ」と思っている人はわずかに6%

ここで1つおもしろいデータがあったので、ご紹介します。

「退職代行を使うのはクズだと思っているのは全体の何パーセントぐらいか」というデータです。

出典:「退職代行はありえない 9%」1,000名に退職代行へのイメージを聞いてみた | 北海道ログ

1,000人にアンケートしたところ、退職代行の利用をクズだと考えている人はわずかに63名。しかも63名中、そのほとんどが30〜40代であるというデータです。

 

つまり、退職代行というものがよくわからず、とりあえず批判したがっている少数の人たちが「退職代行はクズが使うもの」と言っているにすぎません。

 

「退職代行を使うのはクズだ」という人の意見

「退職代行はクズ」という人はどんな考えをもっているのか。こちらも気になったので私なりに調査してみました。

すると、退職代行をクズだと言う人の意見は主に2つあることがわかりました。

  • 「自分から退職を切り出すべき」論
  • 「退職代行は逃げである」論

順にご紹介します。

 

「自分から退職を切り出すべき」論

最近の若者は退職することを言い出せないので、退職代行を頼む人も多いと聞きます。
私は今まで仕事をして辞める時は必ず1ヶ月前までに会社に告げ、円満退社してきたので理解できません。
こういう人はずっと直らないのでしょうか?
主人は前の会社も、無断欠勤を続けて辞めています。(一部割愛)

出典:Yahoo!知恵袋

「自分が仕事を辞めるときは1ヶ月前には伝え、円満退社してきた。退職代行なんてあり得ない。自分から言い出すべき」というのが上の質問者の方の意見です。

 

よい会社に巡り合えれば円満退社できますが、そのようなよいケースばかりではありません。質問者はずっと円満退社できてきたので、退職代行を使うような気持ちになることも、退職代行を検討することもなかったのでしょう。

 

「あぁ、この人は今まで恵まれた良い環境で仕事ができていたんだな」と思っておきましょう。

環境が違うひとからクズだとなんだと言われてもまったく気にする必要はありません。

 

「退職代行は逃げである」論

先日退職代行を使って退職しました。自分には合わない仕事だと思っていたし何より上司が苦手でした。
親には退職は認められていたんですが、退職代行は1度反対され怒られましたが、どうしても自分で言うことが出来ず、自分で言ったと嘘をついて辞めました。

ですが今日、親はそれを知って激怒し「そんな子に育てた覚えはない。出でけ」と言われました。自分も正直親には何も言えなかったし親に「ごめんなさい」しか言えませんでした。
それでつい先程、電話をしてきた本部の方と電話で話してきました。研修の時教えてくれた人でした。会いに行って謝るつもりでしたが、相手は呆れていてそれどころじゃありませんでした。
「ただ逃げただけだと思うよ。」「このことを教訓にしてね」「今更止める気なんてないし、いつでもきてね、なんては言わない。」「やってしまったことは仕方ない」
など言われて、「申し訳ありませんでした。」しか言えませんでした。(一部割愛)

出典:Yahoo!知恵袋

  1. 自分で退職の申し出をしたとウソをついた(本当は退職代行を利用)
  2. ウソが親にバレて激怒される
  3. 自分から会社へ連絡。会社の人から「あなたは逃げただけ」と言われる

上が質問者の方の経緯です。たしかにウソをついたのはまずいです。

しかし、他の登場人物がみな「退職代行 = あり得ない・クズ」という印象をもっていることに私は違和感を感じます。

 

「退職代行は逃げである」のであれば、直接退職を切り出せば逃げではないのでしょうか?

逃げること自体、私はときには必要だと思いますし「逃げないで今の環境に踏みとどまって得られるものはあるのか」と聞いてみたいものです。

 

「退職代行はクズ」←言わせておきましょう(筆者の意見)

結局のところ、「退職代行はクズだ」というのはごく少数の方が言っているにすぎません。

そういった方は、退職代行を考えるほどつらい環境を知らない幸せな人たちです。そのような人たちの批判に耳をかたむける必要すらありません。

 

最後に、実際に退職代行を利用した筆者なりの4つの意見をまとめておきます。

  1. 退職代行を使わざるを得ない環境にした会社にも責任がある
  2. 会社は社員を守ってはくれない
  3. バックレるよりは退職代行のほうがマシ
  4. 退職した後はどのみち他人同士

ちなみに、私が退職代行を利用したときの体験談は以下でまとめていますので興味のある方はご覧ください。

【体験談】退職代行ガーディアンでブラック企業を辞めた話

 

退職代行を使わざるを得ない環境にした会社にも責任がある

「退職届を受理してくれない」

「退職を申し出ても引き止められるのが目に見えている」

私も含めて退職代行を使った人は退職代行を使いたくてつかったわけではありません。事情があり、退職代行を使わざるを得なかったのです。

そんな“退職を自分から切り出せない環境”を作ってしまった会社側にも少なからず責任があると私は考えます。

 

また、ブラック企業であれば「退職を切り出したが辞めさせてくれない。退職を申し出たことが周りにバレてイジメがはじまった」なんてこともあるわけです。

 

法律すらも守れないブラック企業に遠慮することはありません。クズと言われようとまずは自分を守ることだけを考えましょう。

 

会社は社員を守ってはくれない

つらい状態のまま仕事をつづけて、鬱や精神疾患になったとしても会社が社員を守ってくれることはありません。自分の身は自分で守るしかないのです。

 

また、鬱などになってしまえば長期間の休みが必要ですし、どのみち今の仕事を続けることはできないでしょう。

  • 今の仕事をムリして頑張る。鬱になったり体を壊すリスクがある
  • 今の仕事をきっぱり退職代行で辞め、転職活動をはじめる

どちらがよいのか一目瞭然ではありませんか?辞めたいと思いながら働き続けるよりも、退職代行を使ってでも辞めてしまったほうが自分のためにも会社のためにもなります。

 

バックレるよりは退職代行のほうがマシ

私の考えとして、退職代行をつかって退職するほうがバックレるよりよっぽどマシと考えています。

なぜなら、会社をバックレてしまうと多くの人に迷惑をかけてしまうからです。会社側はどのように対処すればよいのかわからないですし「家族に連絡がいって迷惑をかける」なんてことにもなりかねません。

 

その反面、退職代行であれば会社側は淡々と退職処理をすすめるだけで済みます。引き継ぎなどが行えず迷惑をかけるかもしれませんが、バックレるよりはよっぽどよいでしょう。

しかも、退職代行は合法的な退職ですので会社から訴えられるなどの心配もありませんよ。

 

ちなみに、社員のバックレ行為は厳密には労働契約の違反になるので、ぜったいにしないでくださいね。

バックレを考えているぐらいなら退職代行をお願いしましょう。

 

退職した後はどのみち他人同士

私は1社目を円満退社、そして2社目を退職代行で辞めています。

円満退社した会社の人たちとは今も付き合いがあり・・・なんてことはなく、会うどころから連絡の1つすら取っていません。(大概の人はそうだと思います)

 

何が言いたいのかというと、結局のところ円満退社だろうが退職代行だろうが結果はあまり変わらないということです。

「結局、無関係の人間同士になるなら直接言おうと退職代行だろうと同じでは」と私は考えてしまいます。

 

「退職は自分から言い出すべきだ」という人は直接言うのが美徳という偏見から退職代行をよく思っていないだけ。

たとえ退職代行がクズな方法だとしても、直接申し出た場合とくらべて結果に大差はないのです。

 

まとめ:退職代行はクズではない

退職代行をクズだと言う人はごく少数であること。そして、周りの目線よりも自分を大切にしてほしいという筆者の思いをお話ししました。

つらい状況で耐え続けてもなにも生みません。退職代行は恵まれない環境に身を置いている方・働くことに悩んでいる方の救済処置だと私は考えています。

 

クズなんて言う人は放っておきましょう。なにも知らない人が得体の知れないものをなんとなく批判しているだけです。

以上「退職代行を使うのはクズ?実際に利用した筆者が考える3つのこと」でした!

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【体験談】退職代行ガーディアンでブラック企業を辞めた話

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