この記事はこんな方におすすめです
・奨学金の返済がきつく、生活に余裕がない方
・きつ過ぎる奨学金の返済をなんとかして楽にしたい方
スガワラです!この記事では、奨学金の返済がきつい!となげいている方向けに誰でもできる対策方法をお話します。
「就職したら奨学金なんてすぐ返せるでしょ!」と思っていた学生の頃。
いざ就職してビックリ、まさかこんなに奨学金の返済がきついとは・・・
筆者は毎月おおよそ3万円を返済しておりまして、返済の総額はなんと約500万円!
もっとおおく借りている方もいるのでしょうが、にしてもとんでもない額ですよね。
(画像の金額+高校のときの奨学金で返済トータルは約500万円です)
さて、結論からいうと、奨学金の完済に向けてとれる対策法は以下の3つ。
- 固定費を限界まで減らす(節約)
- 収入を増やす
- 奨学金の制度をつかう
1つ目、2つ目は実際に僕がおこなった対策法です。
今となっては、固定費の削減&副業による収入アップにより、奨学金を返しながらでも毎月10万円ちかく貯金できるようになりました。
そして最終手段ではありますが、奨学金の制度によって返済期間をのばすという方法もあります。
「奨学金の返済がきつ過ぎ!車やマイホームを買うなんて一生無理かも」と思っている方はぜひ最後までご覧ください。
お金に関することですので、真面目に人生が変わりますよ。
奨学金の返済がきつい!筆者の当時の収支
対策法をご紹介する前に、新卒になりたての頃、僕がどんな生活を送っていたのか。
そして、今はどうなったかを包み隠さずお話します。
まずは、僕が社会人なりたての頃の収入と支出状況です。
金額は1カ月単位です。
給与(手取り) | 16万円 |
収入合計 | 16万円 |
奨学金返済 | -3万円 |
家賃 | -3.8万円 |
食費 | -3万円 |
光熱費 | -1.2万円 |
スマホ代 | -1万円 |
交際費 | -1万円 |
娯楽費 | -1.5万円 |
雑費(日用品など) | -1万円 |
支出合計 | -15.5万円 |
支出の総額は15.5万円ですので、手元にのこるお金はわずかに5,000円。
飲み会が多い月なんかは交際費がもっとかかるため、貯金どころか赤字でした。
「学生の頃より稼いでいるはずなのに、学生の頃より自由に使えるお金がない」
そんな日々を送っていまして、ひかえめにいって地獄でした。
さて、これが現在どうなったかというと
給与(手取り) | 18万円 |
副業 | 15万円 |
収入合計 | 33万円 |
奨学金返済 | -3万円 |
家賃 | -3.8万円 |
食費 | -2万円 |
光熱費 | -1万円 |
スマホ代 | -2,000円 |
交際費 | -1万円 |
娯楽費 | -1.5万円 |
雑費(日用品など) | -2万円 |
支出合計 | -14.5万円 |
やや昇給したことで会社の給与は18万円に。
これに加えて副業で稼いだ15万円をプラスしてトータルの収入は33万円。
そして、支出の合計は14.5万円。
副業による雑費がふえたものの、固定費は新卒の当時よりも2万円おさえることができています。
ですので、今では差し引きの18.5万円を毎月貯金に回すことができるようになりました。
さて、これを見て「よし、自分も副業をはじめよう」と思う方もいらっしゃることでしょう。
しかし、見直すべきはまず固定費です。
副業は早い人で1~3カ月で成果が出ますが、当然ながら向き不向きがあります。
なにより副業は労働時間をふやすことになりますので、本業だけで精一杯という方は副業をする余裕がないでしょう。
ですが、固定費のカットであれば誰でも今すぐにできます。
そして固定費をみなおせば、永久的に節約できますから、奨学金の返済がグッと楽になるのです。
固定費を削減して奨学金の返済にあてよう!見直すべき項目3つ
「奨学金の返済がきつい!毎月の生活がカツカツ」という方でも、固定費をカットできる余地はまだまだあります。
実際に僕がおこなった節約方法を3つご紹介します。
- スマホ代:携帯を格安スマホに乗り換え
- 光熱費:電気を安い会社に乗り換え
- 食費:外食をひかる
とくに、スマホ・電気ののりかえはネットからの申し込みでできますので、すぐに可能。
また、キャッシュバックやギフト券のプレゼントなどお得なキャンペーンをしている時期もありますよ。
では詳しく解説します。
スマホ代:携帯を格安スマホに乗り換え
au・ドコモ・ソフトバンクのいずれか、つまり大手携帯会社で契約している方は今すぐ他社に乗り換えましょう。
これら3社いずれかと契約していると、毎月のスマホ代は安くて5,000円。
ほとんどの場合、スマホ代に1万円ちかくかかってしまいますよね。
しかし、格安スマホであれば毎月のスマホ代は2,000円~3,000円です。
ちなみに僕の場合、月のデータ容量は3GB。月々のスマホ代は2,000円をきっています。
大手携帯会社から格安スマホに乗り換えるだけで、毎月5,000円以上も節約できるのです。
その浮いた分を奨学金にあてられると考えれば、とても大きいメリットですよね。
光熱費:電気を安い会社に乗り換え
あまり知られていないのですが、光熱費もスマホと同じように安い会社に乗り換えることができます。
「どのくらい電気を使っているか」にもよるのですが、電気の会社をのりかえるだけで年間1万円以上の節約となりますよ。
食費:外食をひかる
見直すべき固定費の3つ目は、食費。
支出の中で食費が一番多いという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな状況では、奨学金の返済はきついまま。外食をひかえ、なるべく自炊するようにしましょう。
とはいえ
「平日は仕事で疲れて自炊どころではない。買い物も面倒だし」
「料理はほとんどやらない・やったことがない」
という方もいることでしょう。
まず、料理は多少できるが面倒という方には、夕食宅配サービスがおすすめです。
夕食宅配サービスとは、毎日食材を届けてくれるサービスのこと。
食材は使い切り、もちろんレシピもついてきますから、ちょっと料理の経験があればぜひ利用したいサービスですね。
「仕事を終わったあとに買い物をする気力なんて残っていない」という方でも、無理なく自炊できますので食費を節約できますよ。
夕食宅配サービスについては、以下の記事で詳細を書いています。
初回の方は50%オフで利用できますので、ぜひご検討下さい。
次に料理をまったくやったことがない方。
僕自身もつかっている以下のレシピ本がおすすめです。
「つくりおき食堂」 で紹介されるレシピは、どれもいっさいフライパン・鍋を使いません。
すべてレンチンだけで完成する簡単レシピなのです。
1品あたり10分もあれば完成しますし、しかも美味しい!
このレシピ本を使えば、未経験者でもかならず美味しい料理が作れますよ。
この機会に料理をはじめてみてはどうでしょうか。
毎月の食費がべらぼうに高いという方は、食費の見直しだけで奨学金の返済分を浮かすことができるでしょう。
副業をして奨学金の返済をラクにする方法
固定費のカットにくわえ、もう1つ奨学金の返済をラクにする方法。
それは副業をする、つまり収入をふやすということです。
「会社の給与が上がるのは期待できないし、残業を増やすしかないのかな」という方におすすめですよ。
事実、僕は丸3年同じ会社で働きましたが、基本給はわずかに2万円ほどしかあがっていませんし。
であれば、副業でドカンと5万・10万と稼いだ方がよっぽど生活がラクになります。
さて、おすすめの副業ですが「今すぐにお金が欲しい」ということであれば、ライター業かデータ入力などの単純作業をしましょう。
仕事はクラウドソーシングサービスを使えばすぐに見つけることができます。
ちなみに、僕がおこなっている副業はブログ運営とライターの2つ。
自慢ではありませんが、私はブログとライター業の2つで多い月は20万円以上の副業収入があります。
また、「おすすめの副業についてもっと知りたい」という方は以下の記事をご覧ください。
【男性向け】今からでも稼げるおすすめの副業ランキング4選!未経験OK
奨学金の制度を使う
奨学金の返済がきつい!という状況を脱する最後の方法は、返済猶予などの制度を利用すること。
日本学生支援機構で奨学金を借りた方であれば、以下の2つの制度が用意されています。
- 減額返還制度
- 返還期限猶予制度
ただ、どちらも返済する奨学金のトータル額は1円たりとも変わりません。
そのため、返済する期間をのばすその場しのぎにしかならないのです。
「固定費カット+副業をしてもまだ返済がきつい」という場合にだけこの制度を利用しましょう。あくまで最終手段です。
念のため、2つの制度についてかんたんに解説しておきます。
減額返還制度
制度の概要 | 月々の奨学金返済額を1/2か1/3にできる |
制度の利用期間 | 最大15年 |
対象者 | 1年間の給与収入が325万円以下の方 |
減額返還制度をつかえば、月々払っている奨学金の金額を1/2もしくは1/3にすることができます。
ただし、くりかえしですが返済しなくてはならない奨学金のトータル金額は同じ。
また、払う金額が少なくなるということは、返済する期間が長くなるということにもなります。
とはいえ、自分の好きなタイミングで元の返済額にもどせますから、一時的にお金が必要になった場合などに利用するといいでしょう。
返還期限猶予制度
制度の概要 | 返済する時期を先延ばしにできる(制度利用中の返済額はなし) |
制度の利用期間 | 最大10年 |
対象者 | 1年間の給与収入が300万円以下の方 |
返還期限猶予制度は、その名のとおり奨学金の返済に猶予期間が設けられるものです。
こちらの制度を申請中は奨学金をいっさい払わなくてよいのですが、返済期間は猶予制度を使った時よりさらにのびます。
たとえば、猶予期間を最大の10年つかったとすると、返済する期間が10年後ろ倒しになるということですね。
奨学金はいずれ全額返さなくてはいけませんから、猶予期間制度をつかうのは本当に必要なときだけ。
最終手段中の最終手段と思っておきましょう。
まとめ:奨学金の返済に向けて固定費カットと収入アップを目指そう
奨学金の返済がきつい状況をなんとかするには、あたりまえながらお金の状況をなんとかするしかありません。
そのために、まずは固定費のカットを徹底しましょう。
くわえて、副業をすれば返済の負担は相当にやわらぎますよ。
とくに、固定費のカット、以下3つの方法は今すぐお金を節約できますから、すぐに始めて下さいね。
- 格安スマホへの乗り換え
- 安い電気へ乗り換え
- 外食をひかえる
これだけで月2万円。元の生活費がおおい方は5万円ほどカットできます。
奨学金完済に向けて、共に頑張りましょう!
以上「奨学金返済がきつい!500万完済に向けた誰でもできる対策法とは?」でした。