ボードゲーム大好きガハラです!
僕はボードゲームが本当に好きで、長期休暇になると毎回友人たちで集まって夜通しボードゲーム大会をしています。
特に心理戦や騙し・騙されみたいな頭をよく使うボードゲームをよくします。
中でも特に友人たちとハマっているのが今回紹介するレジスタンスアヴァロンというボードゲームです。
中毒性がやばくて、友達で集まったときは飯も食わずに6時間ぐらいぶっ続けでしていたこともあります。
心理戦や高度な駆け引きをボードゲームで味わいたい
人狼みたいなボードゲームを探している
そんな方の参考になるはずです。
ゲームの内容を簡単にいうと、2つのチームに別れて誰がどちらのチームかを見破るゲームです。
少し前に流行した人狼を経験していればルールはスッと飲み込めるはず。
レジスタンスアヴァロンがどんなボードゲームなのかは後で詳しく説明します。
人狼とレジスタンスアヴァロンの違い
レジスタンスアヴァロンの紹介をする前に、レジスタンスアヴァロンと人狼との違いについて説明しておきます。
僕自身も人狼はかなりハマっていたので、仲間内でプレイしまくりました。
しかし何回も人狼をしているうちに、いくつかの欠点に気づいたのです。
人狼ゲームの欠点
1. 一度処刑されると後半が超暇
2. 占い師がまぐれで狼を引いたときはあっさり敗北する
3. 人数が多くないと人狼のおもしろさが半減
人狼を何回かしたことがある方は身に覚えがあるはずです。
人狼では毎ターンに狼だと思われる人をみんなで話し合い処刑しますよね。
僕はほぼ毎回「なんかお前、狼っぽいんだよな」と言われ、序盤に吊るされてしまいます。
そうなると超暇!ゲームの行方を見守るだけの観戦者でしかありません。
もう1つ人狼の欠点として、占い師がいきなり狼を引き当ててしまった場合。
「とりあえず処刑して霊媒師でどっちか見ようか」という展開が多いため、ほとんど覆すことが出来ません。
そうなるとあっさり狼側の負け。
「心理戦もくそもねーじゃん!」というしらけた展開になってしまうのです。
最後の欠点は人狼にはそこそこの人数がいて初めておもしろさが保証されているということ。
一度5人ぐらいでしたことがありますが、役職者は少ないので占い師はすぐ殺されるし、さっきのようないきなり狼を占い師に当てられる場面も多々ありました。
さて今回紹介するボードゲーム「レジスタンスアヴァロン」に話を戻します。
ゲーム自体は人狼に近いのですが、さきほど挙げた3つの欠点を克服した強化版人狼といっても過言ではないのです。
レジスタンスアヴァロンの特徴
1. ゲームの最後まで全プレイヤーが参加し続ける
2. 誰が悪者(狼)かを知っているのは1人だけ
→しかもルール上、カミングアウトできない
3. 5人集まれば十分楽しい
次からはレジスタンスアヴァロンがどんなゲームか?を説明しながら、特徴をお話してきますね。
レジスタンスアヴァロンのルール
レジスタンスアヴァロンの概要
・プレイ人数:5〜10人
・プレイ時間:30分〜90分(最長)
・ジャンル:心理戦、騙し合い、チーム戦
人狼以上にとにかく頭を使うゲームです。
話し合いの時間を1回5分まで、みたいに決めていないと無限に議論をしてしまうのでゲーム開始前に決めておくとよいでしょう。
勝負がせめぎ合えば、1ゲーム1時間以上かかることもあるボードゲームです。
では次はレジスタンスアヴァロンで何をどうすれば勝ちなのか。
ゲームの目的についてお話しします。
レジスタンスアヴァロンの目的
レジスタンスアヴァロンでは正義・邪悪という2つのチームに分かれて戦います。
画像の上、青い背景の人たちが正義。下のいかにも悪そうな奴らが邪悪です。
人狼でいうと
- 正義:人
- 邪悪:狼
というポジションですね。
目的は5ラウンドのうち3ラウンド先取したチームの勝ち。
チーム対抗戦のゲームです。
ラウンドごとに何をするのかというと、参加者の中から正義側と思われる人をみんなで話し合って選びます。
- 選ばれたメンバーが全員正義だった:正義チームの勝ち
- 選ばれたメンバーの中に邪悪の人がいた:邪悪チームの勝ち
このようなメンバー選抜を繰り返して、3本先に取ったチームの勝ちとなります。
ね、簡単でしょ?
これだけだと「どこが人狼を超えた心理戦なんだよ」という声が聞こえてきそうです。
はい、もちろんルールはこれだけではありません。
今説明したルールに加えて10倍以上考えることが増える絶妙なルールがアヴァロンには組み込まれています。
レジスタンスアヴァロンに興味を持ってもらった方向けに、より詳しいルールを次からお話しします。
レジスタンスアヴァロンのもっと詳しいルール
これだけの説明だといまいちゲームの趣旨がわからないかと思いますので、もう少しルールを説明します。
ゲームの進行は、下のようなボードを使います。
プレイヤーの数に応じてこのボードを変えるのですが、画像のは7人の場合です。
第1クエスト〜第5クエストと書いており、数字が書いていますよね。
例えば、第1クエストの場合は2。
これはそのクエストで選ぶ人数を指しています。
第1クエストは2人、第2クエストのときは3人をプレイヤーの中から選びます。
その2人なり、3人が全員正義であれば、正義側の勝ちとなるわけですね。
ではどうやって、正義か邪悪かを判定するのか。
「はーい、自分邪悪でーす」なんて言ってしまったら、ゲームが破綻してしまいます。
そもそも誰が正義で誰が邪悪かを見抜いて行くゲームですからね。
クエストで選ばれたプレイヤーには下のような2枚のカードが渡されます。
成功と失敗のカードどちらかを選び、回収→カードを開けて、全部”任務成功”であれば正義の勝ち、というような流れです。
逆に、一枚でも”任務失敗”があれば邪悪の勝ち。
例えば、上のような状態であれば正義が第1、3クエストを。
邪悪が第2、4クエストを取っているので、最終局面を迎えているということになります。
面白いのが、正義の人は成功のカードしか出せませんが、邪悪の人は場合に応じて成功・失敗のカードを選ぶことができます。
そのため、カードをオープン!→「全部成功だからこのメンバーは全員正義だね☆」とは言えないわけです。
邪悪の人が混じっているが、バレないためにあえて成功のカードを出した可能性もあるわけです。
そんなことまで考慮して推理し出すと、ものすごく人間不信になります笑
「お前味方してくれてるけど、実は邪悪なんちゃうんか!」とか
「こいつは100%邪悪やぞ!でも自分は100%正義です信じて」とか、嘘も本当の発言も混在してカオスなことになります。
場合によっては、心理戦を通り越して友情崩壊ゲームになりかねません。ゲームはみんなで仲良くしようね、、、
心理戦をさらに熱くする役職者たち
人狼と同じように、レジスタンスアヴァロンにも能力持ち、つまり役職者がいます。
全部は紹介しませんが、ここでは主要となる役職者を簡単に説明しておきます。
正義側の役職者
まずは正義側の長ともいえるマーリン。
ゲーム開始時は全員誰が正義か、邪悪かは当然わかりません。
しかし、マーリンだけは邪悪側の人間をすべて知っているんです。
人狼でいう占い師に似た能力ですね。
そしてマーリンの側近となるのが、パージヴァル。
パージヴァルだけはマーリンが誰なのかを知っています。
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邪悪側の役職者
邪悪チームの長モードレッド。
邪悪側はマーリンに最初から知られてしまいますが、モードレッドだけはマーリンに知られません。
邪悪のチームはこのモードレッドをいかにして隠し通せるか、が勝利の分かれ目にもなります。
そしてもう一人、邪悪の必須メンバーが暗殺者。
最初に3本先取のチームが勝ちと言いましたが、実は1つ間違いがあります。
正義チームが3本先取しても、最後に暗殺者の人がマーリンが誰かを言い当てることが出来れば邪悪側の逆転勝利となるのです。
つまり、正義側が勝利するには、3本先取してなおかつマーリンが誰かを隠し通す必要があるのです。
そのため、マーリンはモードレッド以外の邪悪が誰かを知っていても、「あいつが邪悪やぞ!」とはいえないわけです。
暗殺者にばれてしまいますからね。このゲームバランスが本当によく出来ています。
マーリンが誰かを知るパーシヴァルが暗殺者からマーリンを守る影武者のような存在になるわけですね。
もちろん役職者以外のプレイヤーたちは何も情報がないままゲームが始まります。
ちなみに、邪悪側の人たちはあらかじめお互いに誰が邪悪かを知ることが出来ます。
人狼以上の心理戦!レジスタンスアヴァロンのおもしろさ
「こういうときはどうする?」みたいな細かいルールはありますが、ここまでお話しした内容がレジスタンスアヴァロンの大まかなルールです。
最後にレジスタンスアヴァロンにはどういうおもしろさがあって、どんな心理戦があるのかを具体的に紹介します。
レジスタンスアヴァロンのおもしろさ1. 推理と高度な駆け引き
まずはなんといっても、推理と心理の駆け引きが非常に面白いです。
最初は情報が全くないのですが、2ラウンド3ラウンドと進むにつれ、推理に使える情報が増えてくるわけです。
自分が正義チームであれば
「あいつが選抜されているときは負けがつく。だから、あいつは邪悪だ!」とかね。
逆に自分が邪悪になったときはそれっぽい推理を説いて、邪悪の人間がなるべく選ばれるように操作したりするわけです。
邪悪チームはお互いに誰が邪悪かを知っているので、それ以外、つまり正義チームの人を指差して「こいつは邪悪くさいぞ!だって◯◯じゃないか」だとか。
レジスタンスアヴァロンのおもしろさ2. 正義チームのリーダー「マーリン」をどう守るか
自分が正義側になれば、誰が邪悪か?を推理しなければなりません。
しかし、自分が能力無しであれば全く分からない。
「あいつが邪悪だ!」と言っている人がいても、本当かどうかも分からない。
しかし正義チームのマーリンが誰かを知ることが出来れば、ある程度予測は出来ます。
マーリンは邪悪が誰かを知っているので、邪悪の人が選ばれそうになれば、反発してくるはずなんです。
「そいつ邪悪っぽいからやめとけって、いや本当やめとけって!」みたいな具合にね。
さて・・・一人だけいるじゃないですか、マーリンを知る者。パーシヴァルが。
パーシヴァルがマーリンの意図をくみとり、ゲームメイキングしていくわけです。
マーリンとうまく連携が取れれば、邪悪が誰かをパーシヴァルも知れますし、邪悪側から見れば
「あいつ推理的確過ぎ!マーリンだわ」となるので、暗殺者の最後の一撃もかわせるわけです。
けれども、このパージヴァルが無能だとマーリンが直接言うしかないわけですよね。
「あいつは邪悪だぞ」って。
そうなると、ゲームには勝っても暗殺者にマーリンを当てられて、逆転されてしまったりもするわけです。
正義チームはいかにマーリンを表に出さずにゲームに勝つかが重要となります。
逆に邪悪チームはゲームに負けてもマーリンが誰か分かれば勝てるので、マーリン探しが1つの目的になるんですよね。
というわけで、心理戦と知能が試されるレジスタンスアヴァロンの魅力、伝わりましたでしょうか!
休暇や年末なんかに友達と集まってすると、めちゃくちゃ楽しいので一度挑戦してみてくださいね。
以上、「人狼を超えた心理戦!?ボードゲーム「レジスタンスアヴァロン」を紹介」でした!