この記事はこんな方におすすめです
・基本情報技術者試験の対策用におすすめの参考書を探している方
・基本情報技術者試験を効率的に勉強して一発で合格したい方
この記事では、僕が基本情報技術者試験に合格した経験を元に、おすすめの参考書と効率的な勉強方法をご紹介します。
ところで働きながらだと、資格の勉強って思った以上に大変ですよね。
仕事でヘトヘトになった状態で帰っても勉強をする気なんてこれっぽっちも思わないわけです。
そこで大切になってくるのが参考書選びと勉強方法。
たとえば、字がびっしりで1ページ目から眠気を誘うような参考書はNGなわけです。
基本情報技術者試験の合格を目指すにあたり
「参考書はどれを使えばいいの?」
「勉強をはじめて、まずやるべきことは?」
そんな疑問にお答えしていきます。
基本情報技術者試験の基本情報(試験形式や難易度)
まずは、基本情報技術者試験の基本的な情報を整理しておきます。
試験について知らないまま勉強するのは効率がわるいですから、知らない方はしっかり目を通して下さいね。
試験形式(午前・午後の問題について)
基本情報技術者試験は午前と午後の2部でなりたちます。
そして、午前・午後どちらの試験でも得点率60%以上をとることが合格の条件です。
下のタブはクリック(タップ)で切り替えできます
試験時間 | 9:30〜12:00(150分) |
---|---|
出題形式 | 選択式(最大4択) |
出題数/解答数 | 80問/80問 |
試験時間 | 13:00〜15:30(150分) |
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出題形式 | 選択式 |
出題数/解答数 | 11問/5問 |
基本情報技術者試験の一番の難所はやはり午後の試験です。
午後の試験は長文読解型の問題であるため、たんに情報系の知識だけではなく国語力や読解力も求められます。
そのため、午前の対策だけで午後の問題も乗り切るのは困難。
以上から、基本情報技術者試験の対策では、午前・午後と個別に行うことが重要です。
参考書を使って勉強するさいは、午前用・午後用と最低でも2冊が必要です。
試験の難易度
基本情報技術者試験の合格率は20〜30%を推移しています。
試験の難易度は決して高くないですが、しっかり勉強していないと普通に落ちます。
一夜漬けやノー勉ではまず受からない試験と思っておきましょう。
また、直近の2019年度秋期では合格率29.7%でした。
毎年やや問題が変わりますが、極端に合格率が高くなる・低くなるといったことはありません。
目安勉強時間
基本情報技術者試験に合格するまでの目安勉強時間は以下と言われています。
- 情報系未経験:100〜200時間
- 情報系経験者:80時間前後
毎日3時間勉強するとしたら、おおよそ2,3ヶ月は必要な系計算ですね。
とはいえ、上の勉強時間はあくまで目安。
勉強効率や個人の飲み込みの早さによって大きく異なります。
ちなみに筆者(情報系経験者)の場合、勉強時間は70時間ぐらいでした。
基本情報技術者試験の効率のよい勉強方法についてはのちほど紹介します。
ココがポイント
・基本情報技術者試験は午前と午後の2部構成
・難易度は決して高くないがやさしくもない
・勉強時間は人による(80〜100時間前後におさまる人が多い)
【2023年度版】基本情報技術者試験おすすめの参考書
では基本情報技術者試験の対策におすすめの参考書を午前対策用・午後対策用と分けて紹介していきます。
自身に合っていると感じる参考書を1冊ずつ選んでみて下さい。
午前問題対策用のおすすめの参考書
- キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
- イメージ&クレバー方式でよくわかる栢木先生の基本情報技術者教室
- かんたん合格 基本情報技術者教科書
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
タイトル通り、イラストが多く使用されているので直感的に分かりやすい参考書です。
・イラストが多く使用されているため読んでいてしんどくない、疲れない
・堅苦しいテキストや専門用語が苦手
そんな方にぴったりの参考書ですよ。
また、イラストは漫画形式になっており、読みやすいのもおすすめポイントとなっています。情報系の知識があまりなく、0から勉強する人にはまさに最適な参考書といえるでしょう。
ココがポイント
・イラスト多めで読んでいて苦でない、眠くならない
・知識0の状態から勉強をはじめる方におすすめ
イメージ&クレバー方式でよくわかる栢木先生の基本情報技術者教室
「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」はまったくの初心者向けなのに対し、こちらはちょっとでも情報系の知識がある人向けの参考書です。
・大学で少しは情報系の知識を身につけた
・パソコンに関しては人より詳しい
そんな方におすすめの参考書ですよ。
参考書の内容としては、イラストを適宜使いながら簡潔にわかりやすくまとめられています。活字もページによっては多いですが、イラストがあるためそれほど苦ではありません。
また、本書のコンセプトとして単なる暗記ではなく理解することを重視しています。試験本番で過去問になかったような問題が出たとしても、この参考書をこなしていれば対応できるでしょう。
ちなみに僕は大学が情報系出身であるため、この参考書を使用しました。結果、午前の試験では得点率8割ちかく取れたので、お墨付きの参考書とさせて頂きます。
ココがポイント
・イラストと活字のバランスが良くわかりやすい
・情報系、パソコンに関して多少なりとも知識がある人向けの参考書
かんたん合格 基本情報技術者教科書
ITに関して完全初心者の人のための参考書です。この参考書の特徴は以下。
・ちょっとした専門用語であってもすべて解説付き
・横文字にルビが振られており間違って覚えることがない
・最近の出題傾向を元に要点がまとめられている
ディレクトリ・OSといったパソコンを日常的に使う人なら知っているような用語でも丁寧に解説されています。「手取り足取り教えてくれ!」という人にはもってこいの参考書といえるでしょう。
そして、最近の基本情報技術者試験の傾向として、計算問題がおおく出題されることがあります。本書はその傾向をとらえ、計算問題の解説に力を入れているのも1つの特徴ですね。
「昔から計算は苦手」
「2進数?16進数?なにそれ?」
そんな方におすすめの参考書ですよ。
ただ内容はかなり初心者向きであるため、勉強の効率を重視するならさきほど紹介した2冊の方がよいでしょう。
ココがポイント
・ITに関してかなりうとい、初心者の人向けの参考書
・用語の解説、ルビがすべて振られているなど丁寧
午後問題対策用のおすすめの参考書
- かんたん合格 基本情報技術者過去問題集
- 情報処理教科書 出るとこだけ! 基本情報技術者[午後]
かんたん合格 基本情報技術者過去問題集
過去4回分の問題集となっており、午前・午後と両方の対策が一度にできる優れた参考書です。
・出題率がかかれており、絶対に覚えておくべきところが理解できる
・書籍が大きく(A4サイズよりやや小さいぐらい)見やすい
・午前〜午後の問題をまんべんなく勉強できる
一般的に問題集は分厚く持ち運びにすぐれませんが、本書は電子書籍verのダウンロード・専用スマホアプリが用意されています。もちろん電子書籍とアプリは本書を買っていればタダで使えますよ。
過去問の数をこなして着実にレベルアップしたい方におすすめです。
ココがポイント
・スマホを使ってスキマ時間にも勉強したい方
・1冊の問題集で午前、午後の問題すべてをカバーしたい方
情報処理教科書 出るとこだけ! 基本情報技術者[午後]
試験まであまり猶予がなく、効率的に勉強したい方向けの参考書です。この参考書の特徴は以下の通り。
・午後問題に特化した参考書
・最近の傾向からとくに出やすい問題だけをピックアップ
基本情報技術者試験はとにかく出題範囲が広い!そのため、限られた時間で全部の分野をカバーするのはほぼ不可能です。
そこで、本書のような勉強効率を重視された参考書が重宝されます。
本書では問題が出る順、つまり出題頻度が高い順に内容を構成。出題されやすいところだけをねらい、効率重視で勉強を進めることができますよ。
ただし、解説が超丁寧というわけではありません。ですから、最後の総仕上げや基本情報技術者試験の内容をある程度理解してから取り組むのがおすすめです。
ココがポイント
・出題されやすいところだけを効率よく勉強したい方
・勉強時間をなかなか確保できない方
基本情報技術者試験の具体的な勉強方法
参考書を用意したら、以下のステップで勉強を進めましょう。
- 午前問題対策用の参考書を1周読む
- 午前問題の過去問に取り組む
- 午後問題を対策(過去問を解く)
- 苦手つぶし(時間があれば)
午前問題対策用の参考書を1周読む
まずは、午前問題対策用の参考書を1周読み通しましょう。
午前問題対策用の参考書とは、この記事で紹介した以下の参考書のことです。
自分に合ったものを1冊チョイスして下さいね。
また、参考書を読むときはわからないところは飛ばしてもOK。
「基本情報技術者試験の内容ってどんな感じなんだろう?」という感覚をつかみましょう。
午前問題の過去問に取り組む
参考書を1周読めたら、過去問に取り組みましょう。過去問はネットで検索するとみつかりますよ。(基本情報技術者試験ドットコムが有名です)
あわせて紹介したような過去問を取り扱った問題集があるとなおよいです。問題集ではなぜそうなるのか?まで詳しく解説されているからです。
ちなみに、基本情報技術者試験の午前問題にかんしては、過去問が7割出題されるといわれています。
つまり、午前の試験だけであれば過去問をしっかりしておけば間違いなく合格点までいけます。
過去問で合格ボーダーの6割ちかくまでとれるようになったら、平行して次のステップ”午後問題の対策”もはじめます。
午後問題を対策(過去問を解く)
午前試験をある程度対策できたら、早めに午後試験の対策をはじめましょう。
午後の問題に関しては基本情報技術者試験ドットコムでカバーできないため、参考書や問題集が必要です。
この記事では上記2つの参考書を紹介しましたが、もちろん他のでもOK。
過去問を解き、解説をじっくり読んで下さい。午後の対策は問題を解く以上に、解説を読むことが重要です。
「なぜこの問題を間違ったのか?」
「どういう考えでこの答えに至るのか」
など、問題の本質をとらえるようにして勉強してくださいね。
苦手つぶし(時間があれば)
ここまでの3ステップをおえ、まだ試験まで猶予があるようであれば苦手つぶしを行いましょう。つまり、点数の底上げです。
個人的にやっておいた方がよいのは、計算問題と午後のアルゴリズム対策ですね。とくにアルゴリズムの問題は、必答なのにも関わらず基本情報技術者試験の中で屈指の難問。
ノー勉でいどめば0点間違いなしです。
冒頭で「参考書は2冊で十分!」といいましたが、本当はアルゴリズム対策用にもう1冊参考書があってもいいぐらいです。時間に猶予がある方は、以下の記事を参考にアルゴリズム対策に取り組みましょう。
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【基本情報技術者試験】アルゴリズムで満点!対策におすすめの参考書3冊
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まとめ:基本情報技術者試験はスキマ時間の活用が合格のコツ
働いている方であれば資格勉強の時間確保はほんとうに大変です。
ですから、通勤時などのスキマ時間をどれだけ活用できるかが合格のカギとも言えます。
そして、スキマ時間の活用におすすめなのはオンライン講座です。
オンライン講座はいろいろとありますが、”STUDYing(スタディング)”がおすすめ!
僕も使いましたし、おかげさまで本番の得点率は80%を超えました。
スタディングについては以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はご覧下さい。
-
【基本情報技術者試験】オンライン講座「スタディング 」がおすすめなワケ!午後試験で8割を超えた筆者の勉強方法とは
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以上、「【2023年版】1ヶ月で合格できる基本情報技術者のおすすめ参考書5冊!」でした!
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